
ゴルフクラブって、結局何を用意すればいいの?
色んな種類があってワケが分からない...
これは絶対に必要!というゴルフクラブはどれ?
そんなお悩みにお答えします。
ゴルフを始めたら、いずれ必ず必要になるゴルフクラブ。
ただ、ゴルフを始めたばかりでラウンドに行ったことがない人にとって
- クラブの種類
- ラウンドで必要なクラブ
- どの場面で何を使うか
を想像・把握するのには無理があります。
でもゴルフクラブを用意しないとラウンドに行けない...。
✅本記事の内容
- 初心者が最低限用意すべきゴルフクラブとは
- 必要な理由
- 使用場面を紹介
記事を読み終わる頃には「結局、何を用意したらいいの?」という疑問がなくなります。
最初からあれもこれもと欲張って用意しなくてOK。
使うかもしれないから!と心配で最初からたくさんの本数を買いそろえるのは、かえって危険です。
- 買ったとしても最初の半年~1年はほぼ使わない
- 上達してきた頃は、違うスペックのゴルフクラブの方が合うかもしれない(かなり上達したらのはなし)
なんていう可能性があるからです。
初心者ゴルファーがゴルフクラブを用意する時に大切なことは
最低限必要なゴルフクラブだけを用意すること
ゴルフの上達ぐあい(レベル)に合わせて、後から必要なクラブを買い足す流れがベストです。
ゴルフ初心者が最低限用意するべきゴルフクラブとは?
種類や使用場面を詳しくお伝えします。
「結局なにを揃えたらいいの?」と頭がパンクしそうな人はぜひ読み進めていってください。
目次
初心者が最低限必要なゴルフクラブの本数とは

ゴルフ初心者が必要なゴルフクラブの本数は6本です
- ドライバー(1W)
- 7番アイアン(7I)
- 9番アイアン(9I)
- ピッチングウエッジ(P)
- サンドウエッジ(S)
- パター(PT)
上記のクラブがあればラウンドが可能。
これ以外のゴルフクラブは不要です!
なぜなら、この6本以外のゴルフクラブは初心者にはまだ使いこなせないからです。
6本以外はラウンドで使うことがないので他のクラブを持っていく必要はありません。
- それ以外のクラブを使う場面が出てきたらどうするの?
- 他のクラブも使いたい!
と思うかもしれませんが
使う場面が出てきたとしても6本のクラブで事足ります。
挑戦してみたとしても「ボールにすら当てられなかった...」と悲しくて恥ずかしい思いをするかもしれません。
この6本以外のクラブは
- 練習期間半年以上、週1.2回
- ラウンド月1回、または2か月に1回
ほどしっかりと練習・実践を積んで初めて打てるようになります。
初心者がはじめっから簡単に打てるクラブではありません。
(例えばフェアウェイウッドとか、5番アイアンとかです)
初心者ゴルファーが上記の6本以外のゴルフクラブを打つことは、まだ難しいです。
まずはこの6本のクラブで安定したショットが打てるようになることから始めましょう。
6本のクラブはどの場面で使うのか?
種類ごとにひとつずつ詳しく紹介していきます。
ラウンドで必要なゴルフクラブの種類と使用場面

✅6本のゴルフクラブの使用場面
- ドライバー(1W)
▸ ティーショット - 7番アイアン(7I)
▸コース中央、グリーン手前まで - 9番アイアン(9I)
▸コース中央、グリーン手前まで - ピッチングウエッジ(P)
▸ グリーン手前(グリーンにボールをのせる小さいショット) - サンドウエッジ(S)
▸ グリーン手前(グリーンにボールをのせる小さいショット)
▸バンカー - パター(PT)
▸ パッティング
ドライバー(1W)

ドライバーは
コースの1打目で使用する1番飛距離が出るゴルフクラブ
ゴルフは1ラウンド18ホール。
標準的なコースは以下のように設計されています。
- Par3(パースリー)4H(18ホール中4回)100~250yd
- par4(パーフォー)10H(18ホール中10回)250~470yd
- par5(パーファイブ)4H(18ホール中4回)470~690yd
初心者は長いコースであるPar4・Par5の1打目はドライバーを使用します。
これをティーショットといい、18H中14回あります。
よってドライバーはどんなゴルフ場、プレー状況でも最低14回使用することになります。
✅ドライバーの平均飛距離
- 男性:180~200yd
- 女性:120~150yd
Par4・Par5はコースが長いので1打目はドライバーで飛距離をかせぎたいところです。
ドライバーは必ず使用するべきゴルフクラブになります。
7番アイアン(7I)

7番アイアンは
ゴルフ初心者がコース上で1番よく使うゴルフクラブ
ドライバーを打ったあと、コースの真ん中、Par3の1打目で使用
7番アイアンはクラブの長さ・重さ・形状などトータルしてゴルフ初心者でも打ちやすく、かつ飛距離を出せるクラブなのでゴルフ初心者がボールを前に運ぶために1番使いやすいクラブです。
✅7番アイアンの平均飛距離
- 男性:120~150yd
- 女性:80~120yd
Par4・Par5のコースではドライバーを打ったあとグリーン手前までだいたい150yd以上は残っています。7番アイアンで出来るだけナイスショットを打って、少ない打数でグリーン手前までボールを運びたいところです。
7番アイアンはPar3の1打目でも使用します
✅Par3のコースの長さの平均
- (男性)レギュラーティー:150yd前後
- (女性)レディースティー:100yd前後
これは7番アイアンの平均飛距離くらいになります。
平均飛距離くらい飛べばグリーンにボールをのせることが出来るちょうどいい番手なのでショートコースの1打目で使用することが多いです。
ゴルフ初心者の相棒は7番アイアンです。
「7番アイアンがないとラウンドできない」と言っても過言ではありません。
使用回数が1番多くなるクラブです。
「ドライバーを打ったら7番を持って走る!」
これがゴルフ初心者の心得。
いちばん重要なゴルフクラブなので絶対に忘れないようにしましょう。
9番アイアン(9I)

9番アイアンは
7番アイアンと同様、ドライバーを打ったあと、コースの真ん中、Par3の1打目で使用
✅9番アイアンの平均飛距離
- 男性:100~120yd
- 女性:60~90yd
9番アイアンは7番アイアンに比べると飛距離が少し落ちるので、7番アイアンほど飛ばなくていい、だけどピッチングウエッジだと飛距離が足りないという場面で使用します。
例えば、レディースティーからカップまで80ydくらいに設定されているPar3の場合、7番アイアンの平均飛距離が100ydを越える人は飛びすぎてしまうので9番アイアンを使用するのがベターです。
7番アイアンとピッチングウエッジのちょうど中間の飛距離に対応してくれるのが9番アイアンです。
ピッチングウエッジ(P)

ピッチングウエッジは
グリーンにボールを寄せる・のせるショット時に使用
ピッチングウエッジは飛距離をかせぐクラブではなく、小さなショットを打つためのクラブになります。
✅ピッチングウエッジの平均飛距離
- 男性:90~120yd
- 女性:40~70yd
アイアンで頑張って前に運んだボールがカップまで残り100~80ydを切ったら、ピッチングウエッジの出番です。ピッチングウエッジを使ってグリーン手前までボールを寄せる、またはグリーンにボールをのせていきます。
ピッチングウエッジは7.9番アイアンと比べると長さがグッと短くなります。
7.9番アイアンの感覚で打つと長さが短くなった分、ボールの上でスイングして空振りをすることが多くなります。
打つときは最後までボールを見て、腕を最後までしっかり伸ばして打つことを意識してください。そうしないと空振りしたり、トップ(ボールの上を打つ)して勢いよくボールが転がっていってしまいパターまでたどり着けなくなってしまします。
ピッチングウエッジは1ホール少なくとも1回は使用するクラブです。
グリーン手前にボールを寄せる・グリーンにボールをのせる為のクラブなので必ず用意してください。
サンドウエッジ(S)

サンドウエッジは
ピッチングウエッジ同様、グリーンにボールを寄せる・のせるショット、またはバンカーで使用
✅サンドウエッジの平均飛距離
- 男性:40~80yd
- 女性:30~60yd
飛距離は、ピッチングウエッジよりも少し落ちる程度です。
コース上に砂場のようなエリアがあるのを見たことがあるでしょうか?
このエリアのことをバンカーといいます。
- 砂の上で打つ
- 穴から出す
ショットになるので芝(フェアウェイ・ラフ)から打つよりも難しい場面です。
バンカーは1ホールに少なくとも1か所、たいてい3か所以上あります。
形や大きさはバラバラで、周囲の地面より数十センチほどくぼんでいます。
穴からボールを出す必要があるので、サンドウエッジは他のクラブと比べると打ったボールが上がりやすいクラブ設計になっています。
バンカーにつかまることは全ゴルファーが避けたいことですが、入ってしまうんですよね...特に初心者は18H中、最低1回は99.9%の確率でバンカーに入ります。(1回で済めばかなりいい方!)
またバンカーショットだけでなく、アプローチショットでボールを上げたい(高く打ち出したい)時にも使える必須のクラブとなります。
パター(PT)

パターは
カップにボールを入れるパッティングで使用
グリーン上にボールがのったら、カップまでどれだけ遠くともパターを使用します。
パター以外は基本使用しません。
パターには平均飛距離はありません。
クラブのふり幅でボールが転がる距離を調整します。
- ふり幅が大きい:ボールの転がりは長い
- ふり幅が小さい:ボールの転がりは短い
✅パターの種類(大きく分けて3つ)

- ピン型
▸コントロールしやすくターゲットに対して狙いやすい - マレット型
▸ボールを真っ直ぐ打ち出しやすい・距離を出しやすい - ネオマレット型
▸方向性が出しやすく真っ直ぐ打ち出しやすい・距離を出しやすい
どのヘッドの形がゴルフ初心者にとって使いやすいというのはありません。
既にパターを持っている、または人からもらう予定の人は何も気にすることなくそのパターを使用してください。ラウンド前に練習するのみです。
これから購入する予定の人は自分が振りやすいパター=安定するパターを選んでください。感覚でいいです。
パターは18ホール中18回出番が必ずくるクラブです。
パターがないとそのホールを終えることができませんので必ず用意しましょう。
まとめ
ゴルフ初心者が必要なゴルフクラブの本数は6本です。
- ドライバー(1W)
- 7番アイアン(7I)
- 9番アイアン(9I)
- ピッチングウエッジ(P)
- サンドウエッジ(S)
- パター(PT)
キャディバックの中には最大14本までゴルフクラブを入れることができますが、ゴルフ初心者は14本も用意する必要はありません。
実際にラウンドで使用するクラブ・使いこなせるクラブは今回紹介した6本のみです。
この6本はゴルフコースの設計上、最低限必要なクラブなので必ず用意しましょう。
「結局、何を用意すればいいの?」が解決できれば幸いです。
引き続き、ゴルフ上達に向けて頑張っていきましょう!